「例会報告」カテゴリーアーカイブ

過去実施された例会での内容です。

2009年11月例会報告

2009年11月例会の参加者は7名+見学者1名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

・Alexander the Great (AH)
9月例会の再戦ということでプレイされました。マケドニア側の副将パルメニオンが戦死し、マケドニア軍のモラル崩壊で事実上敗北だったようです。

Alexander the Great

・モスクワ攻防戦 (6A)
ドイツが強すぎるのではないか?との評がある本作を、本当にそうなのか検証プレイを行いました。ドイツ軍は手練れのgennan氏が担当します。ドイツ軍はオーバーランで突破口をこじ開けるのを歩兵師団に任せ、装甲師団を主に浸透移動での包囲に用い、戦闘で確実にソ連軍の師団群を殲滅していきます。第1ターンは史実通りヴィヤジマ=ブリヤンスク2重ポケットが形成されつつありましたが、2・3ターンの雨をものともせずドイツ装甲師団群は遮二無二前進し、モスクワ陣地の第2線まで取り付きます。後続の歩兵師団でソ連軍ユニットを拘束し続けているのでソ連軍は前線の部隊を呼び戻すことが出来ないため、増援を五月雨式に投入せざるを得ず、結局各個撃破の対象になってしまいます。凍結ターンになってもドイツ軍の猛攻は止まらず、凍結による不利シフトを拠点占領のポイントで帳消しにし、さらに攻撃補給+空軍の4シフトを要点に投入し、確実に勝利を重ねます。結局7ターンの2度目のモスクワ直接攻撃で戦意低下が発生し、そこで継戦限界に達したためサドンデス勝利となりました。
プレイ後の感想戦では、雨ターンのドイツ軍の移動力が過大ではないか?という話になりました。史実では雨+雪+雪解けで機械化部隊は道路でしか移動できず、歩兵部隊すらも路外では殆ど前進できませんでした。この点を踏まえ、ドイツ軍は雨の2・3ターンの消費移動力を倍にしたらどうか(一級道路は上限1)?という案が真面目に論議されました。

モスクワ攻防戦 ソ連降伏時

その他以下のゲームがプレイされました。

・Atlantic Storm (AH)

・The Kaiser’s Pirates (GMT/LBG)

The Kaisar's Pirates

・ワンダフル映画祭 (King’s Court)(同人)

ワンダフル映画祭

2009年10月第2例会報告

2009年10月第2例会の参加者は7名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

・AtO#25 Storm Over Taierzhuang 2nd Edition (LPS/Firefight Games)
日中戦争中の徐州会戦において、中国国民軍が日本軍を食い止めた台児荘の戦いをStorm Over Arnhemシステムで再現した作品です。今日はbqsfゲーム分科会のかみ氏とpmnjの日記のpmnj氏が来られ、陣営を変えて2戦プレイされました。

Storm Over Taierzhuang

・The Chaco War (Command Magazine #12)
CMJで背景記事が連載され、色々な意味でCMJにライセンスされるのを期待されたものの、結局ライセンスされなかった一作。戦間期の南米におけるチャコ戦争を扱う作品で、そもそもチャコ戦争が本作を含めて3作しか扱った作品がないというマイナー案件です。今日はラテンアメリカ友の会会員のN村氏と奥津城氏で2シナリオプレイされました。

The Chaco War

・Drive to the Baltic! (CMJ別冊/MiH)
とりあえずなんかやろうかと言うときに必ず出てくる作品。当サークルではもはやスタンダードになりつつあります。本日は経験値が高い方のプレイヤーがソ連軍を担当、力量差通り6ターンにリガを陥とし、ドイツ軍プレイヤーが投了しました。

Drive to the Baltic!

その他以下のゲームがプレイされました。

・Atlantic Storm (AH)

Atlantic Storm

・The Kaiser’s Pirates (GMT/LBG)

The Kaiser's Pirates

・Race for the galaxy (Rio Grande)

Race for the Galaxy

・ワンダフル映画祭 (King’s Court)(同人)
レポート人はプレイしていないのですが、プレイしている会話を後ろで聞いていてハルマゲドン級バカゲーというのは理解できました。プレイヤーが役割に入り込めれば強烈に面白いゲームのようです。

ワンダフル映画祭

2009年9月第2例会報告

9月26日に開催された例会でプレイされたゲームは下記のとうり
です。

☆Drive to the Baltic!(MIH/国際通信社)

ソ連軍の進撃は開始早々は順調でしたが3ターン頃から戦線
は膠着し、5ターン途中でソ連軍プレイヤーが投了し、ドイツ
軍が勝利しました。
T4

☆Panzerblitz Hill of Death mini-module Carentan(MMP)

Operations Special Issue #2付録のPanzerblitz Hill of Death の
Carentanシナリオです。連合軍が激戦の末、目標地点の
占領に成功して勝利しました。
PBH

☆THE KAISER’S PIRATES (GMT)
3人プレイ
TKP

☆ATLANTIC STORM(AH)
4人プレイ
AS

2009年8月例会報告

2009年8月例会の参加者は5名+見学者1名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

・Panzerblitz Hill of Death (MMP)
最近戦術級というとこのゲームばかりプレイしている感がありますが、今日も本作が2ゲームプレイされました。シナリオ2はドイツ軍が占拠している6カ所の拠点のうち、4カ所をイギリス軍が占領すればイギリス軍の勝利というシナリオですが、ターン数があるにも関わらず遅々として進まない攻撃の手にドイツ軍の防御射撃のダイス目が炸裂し、大損害が出た割には占拠できた拠点が2カ所と、イギリス軍の大敗に終わりました。シナリオ7はドイツ軍が秘密裏に決定した3カ所の拠点をイギリス軍が占拠すれば勝利というものですが、秘密裏の拠点を踏むためにイギリス軍のユニットは散開せざるを得ず、散開すればアクティベーションし切れなくなるというジレンマに陥ります。結局全ての拠点を踏めず、ドイツ軍の勝利でした。

Panzerblitz

・The Civil War (VG)
現在では古典扱いですが、リリースされた当時は南北戦争ものの決定版と讃えられた本作の1862年シナリオを2回プレイ。しかし2回とも南軍の指揮官の大半が戦死というダイス目の悪さにも足を引っ張られ、2回とも南軍の敗北に終わりました。

The Civil War

その他以下のゲームがプレイされました。

・Alea Iacta Est (Alea)

Alea Iacta Est

・Atlantic Storm (AH)

2009年7月第2例会報告

2009年7月第2例会の参加者は6名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

例会中の様子

・Wellington (GMT)
和訳公開記念という事で、人気が低く不遇なこのタイトルを4人プレイしました。1912~14年のスペイン半島戦役をCDSかつマルチ(4人)で再現というテーマで、システムは同デザイナーのNapoleonic Warsと似ています。4人ともプレイ経験なし、持ち主のみルールを読み込んできた状態で、残り3人にルールをインスト後プレイ開始。ゲーム開始時すでに大兵力を擁するウェリントンへの対応でフランス北部軍は手一杯になりますが、兵力を集中しすぎイギリス軍の残りの将軍までも麾下の兵力に編入しているのを見て、マルモンはポルトガルへの侵攻を決意。1912年末にマドリッド陥落と引き替えにリスボンを占領する事に成功します。一方フランス軍最強のスールトを擁するフランス南部軍はダイス目が奮わず、兵力が同等のスペイン軍に連戦連敗を喫しフランス国境まで押し込まれてしまいます。その後踵を返すウェリントンとの対決を避け撤退するマルモンと、その隙にマドリッドを奪回したフランス南部軍のスーシェが合同しますが、三度マドリッド侵攻を目指すウェリントンの圧力に再度マドリッド放棄を余儀なくされます。一方スペイン南部では兵力を増強し攻勢を繰り返すスペイン軍の圧力にスールトは後退を続け、最終的にフランス国境を破られてしまいます。フランス北部軍もそれ以上のフランス領占領を防ぐために北部沿岸沿いに後退を強いられ、ゲーム終了時にはスペイン領を数カ所保持するのみでした。結果として陣営としては連合軍の勝利、個人VPではスペイン軍の圧勝でプレイを終了しました。ルールは口頭インストで十分支障なくプレイできるレベルで、CDSの特徴を生かしスペイン戦役中の出来事も再現されており、人気とは裏腹に良く出来ておりかつ面白いゲームと感じました。テーマのスペイン戦役がマイナー故の不人気なのでしょうか。

ゲーム終了時

・Bulge 20 (VPG)
最近人気急上昇中のVPG社製品の中でも異色のこのゲームを当クラブでは初プレイ。ドイツ軍がアーヘン奪回の攻勢を発動したのに対し、連合軍はその企図を察知するのが遅れ対応が後手に回ります。しかしアーヘンは占領したものの、連合軍の反攻によるドイツ軍の損害によりVPは同点となり、最終的には引き分けに終わりました。

プレイ中の様子

その他以下のゲームがプレイされました。

・Atlantic Storm (AH)

・Bohnkick (Amigo)

Bohnkick

・よくばりキングダム (ワンドロー)

よくばりキングダム

2009年7月例会報告

2009年7月例会の参加者は5名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

・Panzerblitz Hill of Death (MMP)
シナリオ1をプレイ。勝利条件の4つの拠点の奪取のうち、2拠点しか満たせずドイツ軍の守り勝ち。

Panzerblitz Hill of Death

・星作戦 (HJ/SPI)
ドイツ軍の反撃が失敗しソ連軍の勝利。

星作戦

・Sword of Rome (GMT)
3人戦でエトルリア・サムニウム連合の勝利。

Sword of Rome

その他以下のゲームがプレイされました。

・Atlantic Storm (AH)

・Louis XIV (Alea)

2009年6月例会報告

2009年6月例会の参加者は6名+見学者1名でした。プレイされたゲームは以下の通りです。

・June 6 (GMT)
D-Day65周年ということで、YSGAのkndさんをお迎えしルールの習熟も兼ね本作のシナリオ「最初の1週間」がプレイされました。本作を含むGameplayer’s Series(現在は南北戦争のGlory Seriesに移行)は、普通の戦闘比あるいは戦力差式のCRTを用いず、戦闘比をダイス修正の一つとみなしその他のダイス修正と総合して1D10で戦闘解決を行うユニークなシステムを使用しています。本日のプレイはヒストリカルセットアップを使用し、米軍は史実通りユタビーチは無血上陸だったものゲーム終了時点(3ターン:D+5)でカランタンは占領できず、オマハビーチは激しい戦闘となり橋頭堡を拡大する程度でイジニーまではまだまだ遠いという状態でした。一方英軍はD+5にバイユーを占領しましたが、装甲教導師団本隊と第12SS装甲師団の戦闘団によりサン・ロー及びカーンへの街道は遮断されました。カーン正面では孤立した第6空挺師団との連絡をつけるべく進撃した第3歩兵師団が第21装甲師団の反撃を破砕することに成功し、第21装甲師団を半壊状態に追いやりました。しかしながら勝利には4VPが要求されるのに対し、3ターン終了時点でのVPは0。時間の経過につれ拠点占領で得られるVPは減少していくため、ドイツ軍の増援を考慮すると連合軍の勝利はかなり難しい状態でした。

June 6その1

June 6その2

・Panzerblitz: Hill of Death (MMP)
先月リリースされたばかりの本作を早速プレイ。本日は2本のシナリオがプレイされました。チット活性化システムでリニューアルされた本作のプレイの感触はなかなか好評で、今後のシリーズ展開も予定されていることから、ひょっとすると往時のブームが復活するかもしれません。

Panzerblitz: Hill of Death

Panzerblitz: Hill of Deathその2

・ウクライナ’43 (CMJ#60/GMT)
前回例会と同じメンバーで攻守どころを入れ替えてプレイ。ソ連軍がドイツ軍の装甲軍団に手痛い反撃を受け打撃力を喪失し、ソ連軍が投了しました。

ウクライナ'43

・星作戦 (月刊Tactics#51/SPI)
ウクライナ’43を終えたメンバーが引き続きこちらをプレイ。ウクライナ’43同様、ドイツ軍の反撃に翻弄され司令部を失ったソ連軍が投了しました。

星作戦

その他以下のゲームがプレイされました。

・Atlantic Storm (AH)

・Battlestar Galactica (FFG)